Le Cahier de JE1NGI

アマチュア無線局 JE1NGI のCW,コンテスト,アワード,衛星通信,QRP,移動運用などについてのノート(=Cahier カイエ)です。

2014/05

ハムログのデータが10MBに達したことで,ハムログが話題に出たところで,ハムログのデータ入力について書きたいと思います。といいますのは,ハムログの使い方では,Rmks1とRmks2をどのように使うかなどに各局ごとの工夫があるのではないかと思ったからです。
ということで,私のやり方を記載しておきたいと思います。
 
まず,前提ですが,私は,交信データをターボハムログで入力,管理を行い,QSLカードの印刷は,このハムログのデータに基づいて,MMQSLを使ってやっています。更に,アワード申請の際には,HLAWDを使って,申請書類を作成しています。
 
【Rmks1とRmks2の使い方】
まず,基本的な考え方として
  Rmks1 は,相手局側の事情
  Rmks2 は,当局側の事情
と大きく分けています。
1 Rmks1 の入力
Rmks1 には,相手局の移動運用値に関する情報,例えば,道の駅,温泉地,湖沼,島名などを入力しています。これらは後の集計の便宜のため,道の駅get'sなどのソフトを用い,このソフトで集計できる形式で入力しています。
また,特に,相手側事情というわけではありませんが,コンテスト参加時のコンテスト名は,Rmks1に入力しています。「%コンテスト名%」の書式で記入し,QSLカードのRmks欄に,コンテスト名を印刷できるようにしています。
2 Rmks2 の入力
Rmks2 には,当局の無線設備,出力,移動運用値に関する事項などを入力しています。
特に,QRP/QRPp でのアワード申請に対応できるよう,出力が5W超の場合は,何も記載せず,5W以下の場合は,「QRP」,0.5W以下の場合は「QPRp」と必ず入力しています。この出力入力を励行するという観点から,使用した無線機の名称を必ず記載するようにしています。無線機の記載は,現行法上,移動しない無線局と移動する無線局は別の無線局なのに,コールサインは同一のものが発給される仕組みなので,どちらの無線局を運用したのかがログ上ではっきりするという意味もあります。
当局の運用地は,設置・常置場所での運用の場合は何も記載せず,これ以外の移動運用の場合には,「MyQTH(TG宇都宮市)」という書式で入力しています。この入力書式は,MMQSLが,自動的に,Rmks2欄のMyQTH(○○)の括弧内を読み取り,そこに宇都宮市とあると,QSLカードを印刷するときに,「栃木県宇都宮市JCC1501移動」などと印刷できるようにしてあるためです。括弧内の冒頭のアルファベット2文字は,KCJ制定の都道府県を示す記号です。栃木県と入力するより短くなるので,TGと入力することにしています。これを入れておくことで,栃木県内運用分のみをハムログの「複合条件検索と印刷」の機能で簡単に抽出することができますし,HLAWDを使えば,栃木県内運用分のみで,JCC/JCGなどの申請書類を簡単に作成できます。
さらに,当局の移動地が,道の駅であれば,RS15-01,温泉地であれば,湯-1234などと入力しています。
 
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これは当局が常置場所運用の際のデータサンプルです。相手局のQTHの市町村名は,QTH欄に入力するわけですが,その移動地が温泉地であるときには,Rmks1に,「湯-2939, 竜泉寺の湯豊田浄水」と相手局が温泉地移動であることを入力しています。
また,この交信は当局は,Elecraft K3を用いて,出力0.5W以下のQRPp運用での交信なので,Rmks2にその旨入力しています。
 
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今度は,当局が移動運用の場合のデータサンプルです。
当局が移動運用であることは,Rmks2の欄に,MyQTHとあることからわかり,移動地は,栃木県小山市です。道の駅14番からのQRVですので,RS15-14と入力しています。その移動時の当局の無線設備が,IC-7000MとモービルホイップHR-7だということがわかります。
ですから,仮に,当局の常置場所である世田谷区内の移動運用の場合は,Rmks2欄に,「MyQTH(TK世田谷区)」と記入することになります。
Rmks1の湖沼23-LA02, 曽根沼とあるのは,相手局の移動運用地が彦根市内の曽根沼近くであるという意味です。
 
このようなRmks欄の入力時の悩みは,できるだけ少ない文字数で入力したいと思う一方,アルファベットなどを使って省略しすぎると,入力時にいちいちルールを確認して入力しなければならなくなり手間がかかったり,間違えた入力をしてしまったり,何年も後にログを見てどういう意味なのか自分でもわからなくなってしまうという問題があります。特に,加齢に伴いどんどん記憶力が怪しくなっていくので,わかりやすさというのは非常に重要です。少ない文字数とわかりやすさの両方をバランスよく実現しようと考えた結果,上記の方法を採用しています。
もう少し略号を使うなどして文字数を減らすこともできるかもしれませんし,もっといい方法があるかもしれませんが・・・。一旦やり方が定着してしまうとなかなか変えにくいものです。
 
【QSLカード受領欄の使い方】
QSLカードの発送,受領欄のうち,右端の1文字(受領欄)の文字入力については,当局の運用場所がどこであるのかによって,入力文字を変えており,
  常置場所を含む東京都内である場合は,T
  茨城県内である場合は,I
  その他の1エリア内である場合は,1
  その他のエリアである場合は,エリア番号
を入力するようにしています。
これもハムログの「複合条件検索と印刷」の機能での検索を行いやすくするためです。この結果,「複合条件検索と印刷」の検索機能で,例えば,東京都内運用のQSLカード受領済みのデータのみを検索することが容易となり,アワード申請の準備などに活用しています。
 
【その他】
上記のような定型的な内容を超える,例えば,交信時のやりとりとか,先方の無線設備の情報などを記録するときには,ハムログのコールテキスト機能を用いています。
 
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私は,ログソフトとして,JG1MOU局が開発されたターボハムログを使っています。当局のハムログデータの容量が,本日10MBを超えました。2006年6月24日のJE1NGI のコールサインによる 1st QSO 以来,現在までの累積QSO数が合計34,266件に達したところで,10MBを突破しました。
 
そこで,この機会に,交信データをチェックしてみました。
エリア別,バンド別交信数の一覧は次のとおりです。
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HFローバンド,特に,7MHzに偏っており,逆に,HFのハイバンドが手薄になっています。とりわけ,28MHzでは,未だにAJDすら完成しておらず,困ったものです。
 
次に,DX, JCC, JCGなどのWKD/CFMは次のとおりです。
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交信いただいた各局どうもありがとうございました。
また聞こえておりましたら,是非交信いただきますようお願いします。
 
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本日(平成26年5月28日(水)),2014年第26回和歌山コンテストの表彰状が届きました。先日,JARL和歌山県支部のホームページを見たら,「賞状と副賞の発送は完了しました」と書かれていましたので,そろそろではないかと思っていたところ,帰宅したら届いていました。
当局は,和歌山県外,電信の部,7MHz (GC7) に参加し,参加55局中,第1位でした。和歌山コンテストでの入賞は初めてです。しかも,参加局数の多い7MHzで第1位をいただくことができ,和歌山県出身の私には大変うれしい表彰状です。 
 
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第1位なので,副賞つきと思いますが,同封ではありませんでした。
別途送られてくるのでしょうか。何が送られてくるのか楽しみに待ちたいと思います。
いずれにせよ,交信いただいた和歌山県内各局,本当にありがとうございました。
また聞こえておりましたら,是非交信いただきますようお願いします。
 
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2014年 CQ WW WPX CW コンテストは,オールバンド,QRP で参加しました。ただ,アフリカのモロッコなど一部の珍しいエンティテイは,QRP 5W では,かすりもしませんでしたので,しばらくコールしたものの我慢できずに,200Wで交信してしまいました。
総交信局数134のうち,合計4QSOsについては,こうした事情で,QRPではありません。
当初は,ログを提出するつもりもなかったのですが,3桁を超える交信局数になったこともあって,やっぱりログは出した方がいいかなと思うようになりました。しかし,こういう場合に,上記の4QSOsを除外して,QRPでエントリーしてよいのかどうか,よくわかりませんでした。
そこで,コンテストのディレクター宛に質問メールを送ったところ,即返信があり,「QRPでないQSOも除外せずに,そのままログを提出すること,その代わり,QRPでないQSOのリストをディレクター宛に送ること,そうすれば,審査する側で,QRPでない交信をカウントせずに,QRPでのスコアを計算してくれる」とのことでした。ルールを見ると,相手局のログに記載がない交信を計上していると,その分が得点に計上されないだけでなく,ペナルティーが科されることになっているため,QRPでない交信も載せたままログを提出するようにという指示だったのだと思います。大変迅速かつ親切な対応をいただき,感謝です。
ということで,ディレクター宛に,QRPでない4 QSOs のリストを送るとともに,オールバンド,QRPでログを提出しました。国外の団体が主催するDX コンテストにログを提出するのは,今回が初めてです。
最終的なスコアは,上記4QSOsを計算から除外すると
  130QSOs  326Pts x 115Multis = 37,490Pts
となります。ただ,当初ログを提出する気がなかったこともあって,相手のコンテストナンバーのミスコピーが多く,大幅な減点が予想されるのではないかと推測しています。そういう意味ではチェックログでもよかったのでしょうが,海外のコンテストにエントリーしたことがなかったので,せっかくだから,正式にログを出しました。
 
合計134QSOsのバンド別,大陸別内訳は以下のとおりです。
 
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一応,WAC完成ですが,アフリカの2 局は,いずれも,QRPでは交信できませんでしたので,QRP交信では,アフリカを除く,5大陸との交信にとどまりました。
エンティテイとしては,フランス,ドイツ,イギリス,アイルランド,イタリア,クロアチア,チェコ,スロバキア,ウクライナ,スロベニア,ハンガリー,ポーランド,フィンランド,キプロス,ルクセンブルグ,ノルウェー,スウェーデン,セルビア,スイス,ボスニア・ヘルツェゴビナ,ブルガリア,リトアニア,オランダ,ロシア,イスラエル,サモア,オーストラリア,ニュージーランド,ブラジル,アメリカ,カナダなどと交信できました。
 
交信いただいた各局,どうもありがとうございました。
特に,弱い信号をよく拾っていただき,大変感謝しています。
また聞こえておりましたら,是非交信いただきますようお願いします。
 
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2014年の CQ World Wide WPX CW コンテスト に参加しました。まぁ,CWでのコンテストなので,QRPでも多少何とかなるかななどと特に深い考えもなしに,オールバンド,QRPでの参加としました。
もともとスコアを競う気もなく,この日は国内コンテストもなかったので,コンテスト中にQRPでどれくらいのエンティティと交信できるものか,ちょっとやってみようというくらいの考えでした。ですから,QRPでコールしても厳しそうな開始当初はごく少ないQSOをやった程度でした。休憩時間も回数,長さともに多く,ごろごろしていた時間もかなりありました。交信相手も,例えば,近場の中国や韓国では,1局と交信すれば,「まああとはコールしなくてもいいかな」という感じでやっていました。
そのうち,WPXコンテストだからなのか,よくみると珍しいプリフィックスが多いことに気付き,そうであれば,エンティティのみ考えるのではなく,珍しそうなプリフィックスの局はコールして,WPXアワードのスコア稼ぎをしようという気になっていき,目的が徐々に変わってきました。
 
しかしながら,QRP5W だとかなり厳しいですね。強力に入感しているのに,何度呼んでも,CQが繰り返されることがかなりの頻度で発生し,忍耐を強いられました。
何度もコールした後で,先方がようやく途中までコールサインをコピーしてくれたので,「やった」と思って,再度,コールサインを送ると,どうも落ち込んで取れなくなったらしく,先方は,CQを出しているということも何度もありました。
逆に粘り強く呼ぶと,コンディションが一時的に上がったのか,こちらのコールサインをコピーしてくれ,交信成立ということもありました。
また,二日目の朝,起床後に数局交信した直後に,CTESTWINがフリーズしました。
まったく入力を受け付けなくなったので,やむなく,タスクマネージャーを起動して,CTESTWINを終了させて,再度立ち上げてみました。すると,起床後の数局の交信データが画面から消えてしまっていました。イスラエル,スイスなどの比較的交信ができていない局との交信データでしたので,ショックは甚大で,えっーと頭を抱えましたが,ヘルプマニュアルを参照して,直ちに,CTESTWINの入っているフォルダを確認したところ,temp.lg8 というテンポラリーファイルが残っており,これを開いたら,フリーズ直前までの全データが残っていました。
無事,データを確保できて,本当にほっとしました。
 
結果は集計中です。またアップしたいと思います。
 
弱い信号をコピーしていただいた各局,どうもありがとうございました。
また聞こえておりましたら,是非交信いただきますようお願いします。
 
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