Le Cahier de JE1NGI

アマチュア無線局 JE1NGI のCW,コンテスト,アワード,衛星通信,QRP,移動運用などについてのノート(=Cahier カイエ)です。

2019/10

ウッドポールという組立家具の2枚の棚板で無線機等をサンドイッチにして,トヨタ・タンクの後部トランク内に設置しようという方針については,既に記事にしました。

今回は,このサンドイッチの製作,つまり,棚板への無線機等の設置作業についてです。

まず,底面側の棚板に,円柱状の4個の部品を取り付け用ビスで取り付けます。
その後に,無線機IC-7000MとアンテナチューナーAT-180をそれぞれモービルブラケットMB-62に取り付けた状態で,位置決めを行いました。

位置決めで気を遣ったのは,2点あります。
1点目は,ブラケットを木製の棚板に木ネジで固定した後,ブラケットに無線機等を取り付けるという作業がうまくできることです。
2個のモービルブラケットをぴったりくっつけて並べたいところですが,ブラケットへの無線機の取付は,その側面からビスを2本入れる方法なので,ぴったりくっつけてしまうと,ビスを入れられなくなります。
そこで,2個のブラケットの間に作業用の隙間を設けつつ,前後に位置をずらして,ビスを締めるドライバーが通るようにしました。
ただ,ドライバーが使えるのは,1台目の無線機等をビスで取り付けるときだけで,2台目のときは,1台目が邪魔をしてドライバーを使えません。
そこで,隙間に手を入れて,手で少しビスをねじ込んだ上で,スパナを使ってビスを締めることにしました。

2点目は,無線機とアンテナチューナー間の接続ケーブルなどが棚板からはみ出さないようにすることです。
そこで,無線機,アンテナチューナーはできるだけ前に出し,その背面にできるだけ配線用の空間を確保することにしました。

こうして位置決めをしてしまえば,次は,ブラケットの取付です。
取り付けに用いるネジは,タッピングビス4x16mmというものを用いました。
MB-62の取付け穴の関係上一定の太さが必要な上,棚板の厚さが17mmだったので,ホームセンターで探したところ,16mmのネジで最も太い物がこれだったので,タッピングビスなのが気になりましたが,ほかに選択肢がなかったのでこれにしました。
ドリルで下穴を開けて,このネジを使って,2個のブラケットを棚板に取り付けました。
次いで,上に述べた方法で,無線機とアンテナチューナーを順にブラケットに取り付けました。
20191026_165813TX2s
両者の間の配線を行ったところ,配線が棚板の外にはみ出ることもなく,うまくいきました。
この上からもう一枚の棚板をビスで取り付けて「無線機サンドイッチ」の完成です。
20191026_170330TX2s
20191026_171125TX2s
サイズ的にこれより小さい棚板ではうまくいかなかったと思います。
上の棚板と無線機の隙間がやや狭く,熱がたまらないかという点でやや気になりますが,これでやってみて問題が生じるなら円柱状の部品を長いものに交換するなどの対応を考えたいと思います。

なんとなく4本の円柱状部品を黒色にしましたが,無線機等が黒いのとうまくマッチして結果的によかったと思います。
トランク設置の時は,IC-7000Mのフロントパネルを取り外し,セパレートケーブルで接続する予定です。

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ウッドポールという組立家具を見つけ,これを利用して無線機等を設置することにしたことは以前記事にしたとおりです。
その記事に記載したように,これを見つけたときには,台状に組み立てた棚板の下に,無線機等をモービルブラケットMB-62で吊り下げ設置しようと考えていました。

ところが,その後台状に組み立てたウッドポールをもとに,無線機等の位置決めなどをしているうちに,脚部の円柱状の部品の上下両端に同じネジ穴が切ってあったので,もう一枚棚板を用意し,無線機とアンテナチューナーを2枚の棚板の間にサンドイッチする方法があることに気づきました。

一番最初に木箱への設置を考えたときに,箱の中にモービルブラケットで無線機を設置する方法が思いつかなかったので,箱への設置は無理と思い込んでいて,この方法を見落としていたものと思います。
要するに,組み上がった箱の中に無線機を設置するのは困難ですが,無線機の設置後に,棚板をネジで止めて蓋をするという方法で箱が組み上がるのであれば,モービルブラケットを使って無線機を固定することが可能なのです。

そして,2枚の棚板でサンドイッチするなら,無線機は,底面側の棚板に設置し,上面の棚板は上からただ蓋をするだけというほうがいいのです。
モービルブラケット自体は,吊り下げ設置も,その逆も可能ですが,底面側に無線機を設置すれば,メインテナンス上の必要が生じたときには,4本のビスを外して上面の棚板を外せば非常に容易に無線機等にアクセスできるからです。

ということで,棚板の上にモービルブラケットを設置して,無線機等を固定し,その後に,もう一枚の棚板で上から蓋をするという方法でトライすることにし,早速もう一枚の棚板と取付用のビスを買ってきました。


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トヨタ・タンクに,組み立てた状態のままモービルホイップを積載する方法についてです。

前車スペイドのときと同様に,アマゾンで購入した,プロックス(PROX) ピタッと! マルチハンガー PX825K,2個を使って,モービルホイップ用ホルダーにしようと考えました。

ところが,スペイドと違って,タンクの後部左側窓の幅が狭いため,マルチハンガー2個を窓に取り付けて,モービルホイップHR-7を載せてみたところ,モービルホイップの先端が重くなり,コネクター側が浮き上がってきてうまくありません。
要するには重心の問題なので,前方側のマルチハンガーをもう少し前方に付けられればいいのですが,更に前に取り付けると,後部スライドドアの窓に付けるほかありません。そうなると,後部ドアを開けられなくなってしまうのでこれは避けたいところです。

そこで,車両後部側に設置したマルチハンガーに,大きい輪ゴムをかけて,コネクター側が浮き上がるのを防いでみました。
そうしたところ,なんとかモービルホイップを積載できる状態にはなりました。
20191026_071848TX2s
20191026_072248TX2s
ただし,この状態だと,写真手前のマルチハンガーにはやや上向きの力が働きます。
このマルチハンガーは,下向きの力がかかった状態で安定して窓ガラスに吸い付くように作られているので,上向きの力がかかるのは好ましい状態ではありません。
また,結果的には,モービルホイップの重量をほぼ写真奥のマルチハンガー1本で支えていることになり,この点も好ましいものではありません。

すぐに思いつくのは,モービルホイップのコネクター側または後部側のマルチハンガーに何か適当なおもりをつるすというのものです。
ただ,全体の重量が増すのでそれがいいのかどうか,また,適当なおもりとして何がいいのかについては直ちにアイディアがありません。

未だに無線機の設置や車内配線も終わっていないので,まだ時間があります。
そこで,おもりの点や,それ以外の方法も考えつつ,他の作業を進めることにします。
その上でほかにいい方法を思いつかないときは,とりあえずこの方法でやってみるのもありかなと思っています。

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CQ ham radio誌の2019年11月号の感想の続きです。

まず,新元号令和アワードの関連情報です。
CQ誌11月号では,このアワードの証書を入れるための額縁を期間限定で発売するとの告知がされています。
アワードそのものが,官房長官が新元号発表時に掲げた「令和」の文字を元にしたデザインになっており,これまた官房長官が掲げた額縁に似た茶色の額縁を期間限定で発売するというのです。
これはなかなか面白い企画です。
このアワードをこの額縁に入れて,顔の右の方に両手で掲げれば,新元号発表です。
この様子を写真撮影して,QSLカードにするなんていうのも面白そうですね。
ちなみに,額縁にも自分のコールサインを刻印してくれ,税抜5000円だそうです。
CQ誌には,額縁専門店特製,品質確かと書かれていますが,結構高価ですね。
ちょっと躊躇します。

「お手軽ダイポールアンテナで楽しむ160mバンドの国内通信」は,1.9MHz帯のフルサイズダイポールの製作記事です。
1.9MHzのアンテナをどうするかはなかなかの難問で,未だにいい解決策にたどり着いていません。
そうしたところ,「お手軽ダイポール」というタイトルを見つけたので期待してしまったのですが,内容は,フルサイズダイポールについての記事でした。
波長160メートルですので,フルサイズダイポールつまり半波長のダイポールでも80mとなり,サイズ的にはお手軽という感じではありません。
たとえ折り曲げてあっても,この長さのダイポールを展開できる空間があればありがたいのですが,そうはいきません。
なんとか継続的にQRVできるアンテナを用意したいのですが,やはり1.9MHz帯にQRVするのはそう簡単ではないようですね。

ユーザーレポート「アイコムIC-9700で楽しむモールス通信」は,144/430/1200MHzの3バンドオールモード機の記事です。
今年発売のリグの中で最も注目を集めたものと思います。
このリグは非常に興味深いリグなのですが,なかなか手が出ません。
記事を見ると,記事の筆者は,IC-9700がよかったので,IC-7300を追加購入したのだそうです。
これはいいでしょうね。
IC-9700を買うと,おそろいのIC-7300も欲しくなりそうです。

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トヨタ・タンクの無線車化作業の一環で,最も問題のトランク内に無線機を置く方法について検討しました。

使用無線機は,アイコムのIC-7000MとアンテナチューナーAT-180です。
タンクは,アマチュア無線運用にのみ使うものではありませんので,無線運用時以外にはできるだけ邪魔にならないように設置したいところです。
前車スペイドでは,無線機等をトランク内のデッキボート&ボックス内に設置したため,運用しないときにはトランク内のデッキボード上は空っぽだったのですが,タンクではそうは行きません。

トランク内に無線機をむき出しで設置するのは避けたいところです。
他の荷物がトランク内で移動して,無線機に衝突するおそれがあるためです。

まずは,無線機を木箱などに収納してトランク内に置くことを考えました。
ただ,箱の中に無線機を固定するのは結構困難です。
IC-7000Mの固定のためには,オプションとして,モービルブラケットMB-62がありますが,もともとブラケットは,ダッシュボードの下に,無線機を吊り下げ状態で設置することを想定しているので,その構造上,木箱の中に無線機を固定するのに用いるのは非常に難しいのです。
他の方法で無線機を固定するとなると,縛り付けるくらいの方法しか思いつきません。

そこで,テーブルのような形状の台の下に,吊り下げ状態で設置することを考えました。
この方法だとモービルブラケットが使えます。
また,無線機とアンテナチューナーを横に並べて設置すれば,この台の高さが低く抑えられるので,その上にカバンなどの荷物を置くこともできそうで,あまり邪魔にならずにトランク内に無線機を置いておけそうです。

この台のイメージとしては,玄関の土間に置く踏み台のイメージなので,アマゾンで,適当な木製の踏み台を探しましたが,ちょうどいいものが見当たりません。
そのため,ホームセンターでちょうどいいサイズに木材を切断してもらい,自分で作ろうと考え,ホームセンターに行ってみました。

すると,そこでちょうどいいサイズの組立家具が売られているのを見つけました。
渡辺ウッドライフという会社が製造しているウッドポールというものです。
サイズ450x300x17mmのパイン棚板,WP100という脚部4個,組立用のビス,脚部用のアジャスターを買ってきて,組み立てました。
PTX_2210s

この台の棚板の下に,無線機とアンテナチューナーを吊り下げ設置する方向でやってみようと思います。

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