日本アマチュア無線振興協会(JARD)では,2020年7月1日から200Wを超える送信機のスプリアス確認保証の申込受付を開始しました。
既に免許を受けている200W超えの送信機は,平成17年12月以降に国の検査を受けて免許等されているものを除き,すべてスプリアス確認の手続きが必要とのことです。

JARDによると,実測データの提出なしでスプリアス確認保証が可能な送信機は,
(1)エキサイターが,新技適機器又はスプリアス確認保証可能機器リスト掲載機器
(2)リニアアンプが総務省のリストに掲載された機器
の双方を満たすものとのことです。

他方で,JARDのHPに掲載のQ&A(以前から載っており,今回も削除されていない。)には,
Q. ブースター等の付加装置を接続して使用している場合や、定格出力の増減等の改造を行っている場合に、確認保証は受けられますか?
A. ブースター等の付加装置を付けた設備でも、基本となる送信機(親機)がスプリアス確認保証可能機器リストに含まれていれば、スプリアス確認保証を受けることが可能です。
また、改造して定格出力の増減等を行った無線機も同様です。
と,書かれています(このQ&Aが200W以下についてのものである旨の記載はありません。)。

つまり,200W以下のスプリアス確認保証では,親機の性能如何で判断する(つまり,リニアアンプがどういうものかは審査しない)のに対して,今般の200W超では,親機とリニアアンプの双方が審査されることになります。
「200W以下」と「200W超」で,スプリアス確認保証についての考え方が違うようですが,この違いがどうして生じるのか私にはよくわかりません。

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