最近開店したワインショップに立ち寄ったところ,たまたま,古い電信という名前のワインを見つけたので,買ってしまいました。
2020年のシャトーヌフ・デュ・パプ(Châteauneuf-du-Pape)の Le domaine du Vieux Télégraphe(ドメーヌ・デュ・ヴュー・テレグラフ)というワインです。
南仏プロバンスのあたりを,北から南に向かって流れて地中海に注ぐローヌ川の両岸は,ワインの名産地で,コートデュローヌと呼ばれています。
その中で,アヴィニヨンの近くにあるシャトーヌフ・デュ・パプのワインです。
この地名は,直訳すれば,「教皇の新しい城」であり,14世紀にローマ教皇(パプ)ヨハネス22世が南仏アヴィニヨンに新しい城(シャトーヌフ)を建て、この地にワイン造りを発展させたことに由来するそうです。
世界史の時間に習った「アヴィニョン捕囚」のときのことです。
このシャトーヌフ・デュ・パプのワインを産出する醸造所の一つに,Le domaine du Vieux Télégraphe(ドメーヌ・デュ・ヴュー・テレグラフ)があります。
Vieux Télégrapheは,直訳すれば,古い電信です。
この醸造所のサイトによると,名前の由来は,フランスの発明家クロード・シャップという人物が,その昔,畑のあるところに,光通信(どうも,機械式の手旗信号のようなもののようです)の通信塔を築いたということのようです。
おそらく,ワインラベルの左上に描かれている塔がそれなのではなかろうかと推測しています。
おそらく,ワインラベルの左上に描かれている塔がそれなのではなかろうかと推測しています。
ローヌの赤ワインは,私の好きなワインであった上に,古い電信という名前がアマチュア無線家にぴったりということで,とても気に入っているワインです。